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2010年7月 2日 (金)

日本代表選手・監督コメント 南アフリカW杯、20100702

■駒野友一(ジュビロ磐田)
横になるだけで、一睡もできなかった」

 阿部ちゃんはロッカーが隣で、『上を向いていこうや』ということを言ってもらって、すごくいい仲間とW杯を戦えたと思います。4年前はグループリーグ敗退でしたけど、今回はグループリーグを突破しました。岡田監督のもと、ベスト4を目指していきましたけど、PK戦という形でベスト16で終わって、悔しい結果に終わりました。W杯2回経験しましたけど、一番いい仲間とできたかなと思います。

(今度PKを蹴ることになったら)そうですね、自信を取り戻す意味では、蹴るしかないと思います。(PKを外したのは)たぶん公式戦は初めてだと思います。ユース時代は分からないですけど、たぶんなかったと思います。中学生までさかのぼったら……。プロになってからは、親善試合はありますけど、公式戦ではないです。やっぱり、日本中の皆さんが同じように悔しがっていると思うし、それを取り戻すためには、試合でいいパフォーマンスを出していくしかないと。その試合を見てもらいたいなと思います。
(外した瞬間は)やってしまったなという感じです。終わった瞬間ですね。(今日の記者会見は)いつもの感じです。(答えることは考えていた?)いや、そこまではないです。質問されたときに、どういう質問か聞いて答えようかなと思っていました。もっとズバズバ聞いてくるかなと思っていましたけど。(松井が酒を飲ませると言っていたが)今のところはないです。

(家族にはどんな言葉を)本当にテレビを見て応援してもらっていたので、お母さんは岡山でパブリックビューイングで見ていたと聞いていたので、最後は悔しい思いをさせてしまいましたけど、でもいい意味でW杯はいい思い出になったと思います。娘には、自分の姿を覚えてほしいなと思います。(お父さんの墓前には)一回は和歌山に帰ると思うんで、そのときに試合に出られたことを伝えたいなと思います。今回の休みかどうか分からないですけど。

 2002年の成績を越えられなかったし、4強が目標だったので、悔いが残る。もし勝っていたら、次はスペイン戦。(日本の攻撃で)崩せたのか、(相手の攻撃を)食い止められたのか、(日本のファンは)期待していたと思うんですけど、負けてしまって悔しいです。PK戦でも、やっぱり負けは負け。自分の頭に(悔しさを)刻み込んで、4年後にはベスト16を越える成績を目指したい。
(パラグアイ戦の夜は)眠れませんでした。横になるだけで、一睡もできなかった。(能活さんが)夜中に電話をかけてきてくれて、勇気づける言葉をかけてくれた。それがこれからの励みになると思います。
 日本の知り合いからもたくさんメールをもらいました。みんな、胸を張って帰って来いって言ってくれて。それを見て、胸を張って帰ろうと思いました。もちろん(PKを外したことに)責任を感じていたし、日本の応援してくれたみなさんに申し訳ないなという気持ちもあるんですが、空港でも温かい声援を送ってくれて……。これから取り戻したいです。Jリーグでの僕のプレーを見てほしいな、と思います。

■長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)

「4年は遠いけど、またW杯で上にいきたい」

試合はパラグアイ戦だけ見ました。帰りの飛行機で。僕もそうだけど、もうちょっと出て行けたら良かったかなという感じですね。(行けなかった理由は)守備がいい形で今大会できていたんで、それを崩したくないという変な気持ちがあって、なかなか前に行けなかった。PKは珍しく緊張せずに、向こう側に蹴ろうと最初から決めて、とにかく思い切りよく蹴れました。監督も試合前に話したんですけど、勇気というフレーズをたくさんしゃべっていたんですけど、その勇気が足りなかったのかな。もっと出て行く勇気をもってやらなければダメだなと。(交代選手が投入されてからは)交代のカードを見てやはり攻撃的にいくという意図としてあったんで、チャンスがあるかなと思ったんですが、そこで決め切れなかったというのが、まだまだ僕たちの力のなさだったんだなと。

(ドイツでプレーした経験は生きた?)普段、やっているような選手ばかりだったんで、何も変わることなくできました。ただ、個人的なパフォーマンスとしては、今大会は納得できない。まだまだ未熟だなと、個人的には実感させられました。守備も攻撃も両方ですね。すべての面で、まだまだ足りないなと思いました。すべての面でレベルアップしないといけない。来シーズンも(所属チームで)毎試合レギュラーとしてもまれれば成長できるかな、と思う。4年は遠いけど、またW杯で上にいきたい。(4年後代表でいられるかは)積み重ねの結果としてやっていかなくてはならない。チームがどうなるかは、監督のやり方もあるけど、個人のレベルを上げることは、監督は関係なくできるし、やっていかないといけないと思う。
■遠藤保仁(ガンバ大阪)

「サッカーをやり続ける以上、代表というのはある」

 今は悔しい気持ち、さみしい気持ちが大きい。もっと(このチームでW杯を)やりたかった。(これからも)サッカーをやり続ける以上、代表(を目指す)というのはあるけど、それもひとつひとつが積み重なってのこと。(選ばれ続けるかどうかは)自分次第なので、やれることをやっていかなくてはならないし、そうしないとうまくならないと思う。
■川島永嗣(川崎フロンターレ)

「川口、楢崎のようにいいGK、いい人間に成長していけたら」

(試合に出られないときの準備が今大会で生きた?)2人(川口と楢崎)は今までの日本を支えてきた偉大なGKですし、自分も2人を見て育ってきたので。ただ、自分としては、選手として試合に出たいと常に思っていましたし、あと自分自身の目標を常に持ち続けられたことが(活躍できた)ひとつの要因じゃないのかなと思います。(2人とは)GKなんで普段から一緒にいる時間が多いですし、言葉もそうですけど、2人の姿勢というか、取り組む姿勢とか、チームに対する行動だったり、そういう部分に関しては自分にない経験がある2人なんで、言葉よりもそういう部分を見て学ぶことが多いです。ナラさん(楢崎)は(前所属の)名古屋でも(一緒に)やっているし、そういう部分も含めて今回この大会を通して、そういう部分をあらためて感じましたし、自分もこれから年を重ねて、2人のようにいいGKに、いい人間に成長していけたらいいなと思っています。

 チームが苦しいときも自分が守ってやろうと思っていました。自分としては、思っても見ない形で出場のチャンスがきて、本当に選手としてかけがえのない経験ができました。
(パラグアイ戦の敗因は)本当に少しの運の差かもしれないし、120分間点を取れなかったことかもしれない。でも、何で負けたかよりも、どうして勝てなかったかを考えるべきだと思います。今までは日本人だからフィジカルだとか球際が弱いと言われていたけど、自分たちに何ができるのかが分かった大会だった。何が足りないかを考えるより、何ができるか(ほかの国より)勝っていることを生かすことが大事。今回は守備で走る距離が長くなったけど、それを攻撃で走ることができれば、可能性は広がると思います。

■長友佑都(FC東京)

「海外移籍、チャレンジしたい」

 これからもっともっと自分が成長するために大事なことはつかめたと思います。それにしっかり取り組んでいきます。(PK戦は)あれは5番目までは(キッカーが)決まっていたんで。(岡田監督からもらったメモは)もちろん、ずっと持っています。額縁に入れる、それくらいのもんです。かなり貴重な紙です、ホテルの紙ですけど(笑)。

(海外移籍は)チャレンジできるのであれば、チャレンジしたいです。(どこでやりたい?)プレミアだったり、セリエAだったり、スペインだったり、そういうところですかね。(今大会を通して自信はついた?)もちろん自信になりましたし、自分の武器でしっかり戦えれば世界でも戦えるなという自信にはなりました。(FC東京のチームへの合流予定は)7日って言われているんですけど、まだちょっと詳しくは分からないです。
■大久保嘉人(ヴィッセル神戸)

「限界はないと感じた」

 やっと帰ってきた。疲れたけど充実していた。もっと試合をやりたいという思いも強かったけど、自分としてはやれたという感じもあった。チームとしても個人としても、ここまでできると思っていなかった。試合を通してここまで走れるんだなというのは自分でも分からなかった。限界はないと感じた。そういう手応えを得られた。

(初めてのW杯は)楽しかった。どの試合ということじゃなくて、本当に全部が。チームが本当に1つになっていた。自分のポジションの役割は大事だなと思ったし、(大会前に)4連敗してもあそこまでやれるんだなとも思った。Jリーグでも、もっともっとやれるなという感じがした。(大会前は結果が出ず周囲も不安視したが)正直、個人的には見返せないんじゃないかという感じもあって、見返してやろうという感じは頭になかった。本当に大丈夫なのかなという心配ばかりだった。でも、いざやれば結果がついて自信ができて、こういう戦いができたのは良かった。
(その自信を得たのは、初戦のカメルーン戦を戦ってからか?)そうですね。それまでは、どれぐらい(相手に)やられるのかなと考えることもあったから(苦笑)。でもやっていくうちに、『日本人やれるわ』、『あ、こんなもんかな』という感じになっていた。
(試合が終わって泣くことは想像していたか?)いやあ、どうやろ。泣くとは思っていなかった。パラグアイ戦の最後は交代していたし。終わったなという感じだった。(涙は)悔しさもあるし、もうこのチームでできない、この代表チームで最後なのかっていう思いもあった。

(再び海外でやりたいという気持ちは)分からない。チームと契約があるから。休んで考えます。(レギュラーとして出場できたことの満足感は?)日本代表だからね。あらためて自信ということはないけど、みんながチームとして1つになってやれたことは自信になったし、チームワークが大事ということが分かった。
(どれぐらい休めば疲れが取れるか?)分からない。ゆっくり休みたい。どこか(旅行にも)行きたいんだけど、雨降りそうだし……。雨降ったら外に出たくない(笑)。今はまず刺身が食べたい。(疲労度は?)めっちゃ疲れている。飛行機移動が長かったし。ゆっくり休ませてください。

(今すぐにJリーグのことを考えるのは難しい?)考えていない。今はゆっくり休む。またすぐにサッカーしたくなるから、それから。(W杯を経験して、もっと上を目指したいという気持ちは?)個人としてはそう。代表でこれからどうかというのは今の時点では分からないけど。(日本が世界に通用するなと感じた点は?)技術や守備、スピードといったあたり。海外の選手が持っていないものを日本人は持っていると思うので、そういうところは通用すると感じた。
(あのポジションであれだけ走るということは、以前には考えられなかった?)今までで一番走ったし、こんなこと言ったら怒られるかもしれんけど、これ以上走ることはないんじゃないかなというぐらいやれた。それは自信になった。Jリーグでもこれぐらい走れば、どれだけ点が取れるんだと思うし、チームに貢献できるんだということが分かった。もっと自分にプレッシャーを掛けられるようにもなる。『代表じゃあれだけ走っていたじゃないか』って。それは良かったと思う。またベースが変わったと思うし、周りにも言われて、またできるようになればいい。あれだけ走ったことをJリーグでも出さなきゃいけないと思う。

(自分の限界値が)広くなった。というより、限界はないなって思った。今までJリーグだと、ここは無理だなと思って、行かないこともあったけど、そういう場面でも行けて、もっと行けるんだっていうのが分かった。(周りからの見る目も変わると思うが)頑張る。ここからが勝負。(出迎えにも多くのサポーターが来ていたが)こんなに盛り上がっていると思わなかった。想像していなかったし、ビックリした。行く時と反対ですね。行く時は相手にされていなかったから(苦笑)。結果は大事だな、とあらためて思った。
■岡田武史監督

「サッカーから少し離れたい」

 サポートメンバーは本当に良かった。キャンプ地も最高の場所だった。スイスとジョージともに。1カ月は長いかなと思ったけど、長いとは思わなかった。
 会見で言ったように、あと1試合、あと1試合でいいからやらせたかった。悔しくて悔しくて、それがすごい強い。W杯が終わってしまう寂しさ。なんじゃ、こりゃと。
(日本がここまでできた要因は)これだけ走れたと。就任した時から、われわれは走り勝てないと勝負にならないと選手たちにも伝え、そういうことをやってきた。クラブでどうやったかは分からないけど、代表チームでのテストの数値が上がっていったから、選手たちもやってくれたんでしょう。メンタル的にも強いものを持てるようになってきた。

(今後の日本サッカーについて)いろんな考えがあると思うけど、僕はこれ以上のことはできない。司馬遼太郎の『坂の上の雲』という本があって、これはテレビでもやったかな。秋山好古はロシアのコサック騎兵隊にこのままでは勝てないと考えた。正面から行ったらやられるだろうと。そこでいろんなことを考えて全員で守って戦うと。われわれも同じで、世界の中で今の日本が戦うにはそれしかないと。ただ、このまま発展させていけばいいかというと、それは無理だと思う。騎馬隊であれば馬を変えて、やりが短ければやりを変えてと。戦術だけを変えても意味がない。いろんな要素を強くしていかないといけないと思っている。それをプラスしてベースを上げないと難しい。

(選手に最後のあいさつは)1人1人にありがとうと。全員にはまだ。(2年を振り返って)わたしが今の力でできることをやった。やりたいことはすべてやったと思う。自分なりのものしかできないから。(今後は)今は休みたい。これで(サッカーの)DVDを見なくて済むし(笑)。サッカーから少し離れたい」

<了>

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