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2010年2月14日 (日)

韓国戦後:2010年2月14日(日)、両監督コメント

岡田監督会見

■批判は甘んじて受けないといけない
前半立ち上がりに関しては、今までの中で一番、選手間の距離感も良く、テンポも良く、いい流れになってきたと思ったんですけど、守備に関してロングボールを拾うところまでは良かったんですが、そのあとつなぐ意識が強すぎて、それを取り返されすぎて2失点したと。それほど崩されたわけではないんですけど、やっぱりクリアするときは外に大きくクリアするとか、そういうことは必要だったかなと思っています。結果的にホームで点が取り切れなかった。後半になって人数が減ったこともあったんですが、われわれの距離感がちょっと遠くなって、外に起点が作れなくなった。悪い癖がちょっと出たなと思っています。結果的にホームで勝てなくて、本当に申し訳なく思っています。

――指宿合宿ではチームのベースアップと東アジア選手権の優勝を目標としていたが、それが果たせなかった理由、誤算は何か? またこの結果を招いてしまった自らの責任についてはどう考えるか

 指宿で言ったベースアップということに関しては、もうちょっと(昨年の)元の状態に早く戻るかなと思っていたのが、1週間以上遅れたということでベースアップはなかなかできなかったかなと。ノーマルといえばノーマルなんですが、もうちょっと早くチームができるという予測はちょっと外れたと思っています。
 それとともに東アジア選手権優勝ということを掲げて優勝できなかった。これに関しては先ほど言いましたように、これほど多くのサポーターに来ていただいてホームで勝てなかったことについて、本当に申し訳なく思っております。
 それと責任ですが、これは何を言ってもいい訳になるので、批判は甘んじて受けないといけないと思っています。ただわれわれは、ここで足踏みしているわけにはいかないというふうに思っています。

――前に進むということだが、新しい選手もいないし、あとは欧州組が加わるだけ。これでどうやって前に進むというのか?

 今のメンバーに新しい選手を入れ替えるとか、マジックがあるわけではなく、今のメンバーでもいいゲームができたことも十分にありました。その意味でチームというのは常に最高のパフォーマンスができるというわけではない。その中でプラス海外組、1人、2人新しい選手が入れば、前に進めると思っています。

■目標について変えるつもりはない
――この大会で選手の対応力を目標に掲げていたと思うが、闘莉王が退場してからの選手の対応力をどう評価していたのか? また監督の方から何か示唆することはあったか

 選手だけでの対応力といってもそれは無理なので、闘莉王が退場してからの戦い方ということで当然われわれもサゼスチョンはしています。ただこういうときに攻守で運動量の多い、両方できる選手という手が今日に関してはなかったので、その中でできる限りのわれわれの打つ手、というのはわたしの中で考えて選手に言いました。選手はその中で、点を取るために、あわててトップに(ボールを)入れても難しということは分かっていたと思います。ただやっぱり、ずっとこの大会というか1月から、ラスト3分の1でのゴールへ向かうところ、ちょっとかわしてシュートを打って、こぼれ球を拾ってというところはサゼスチョンし切れていなかった。というか、練習の中でもし切れていなかったな、とは思っています。

――ワールドカップ・ベスト4という発言がよく報道されているが、これについて反省しているか? また発言に選手がプレッシャーを感じているところはあるか(外国人記者)

 その目標について変えるつもりはないですし、そのことによって選手、スタッフにプレッシャーを与えているとは思っていません。選手たちもその目標に向かってチャレンジしてくれていますし、われわれは可能性がある限り、それに向かってチャレンジしていくつもりです。

――後半、4本くらい決定的なコンビネーションがあったが最後のところで韓国人DFの足が出ていてカットされた。あれは韓国の守備が素晴らしかったのか、それとも日本に足りないところがあったのか?

 韓国の守備が素晴らしかったのはもちろんですが、われわれは点を取るために人をかけるということをやってきています。そういう意味でもう1人、特に後半立ち上がりは良かったんですが、後半の途中から前に人が足りなくなったという感じを受けています。ボランチとストッパー、サイドバックが、相手がゾーンを作っている外にいる時間がちょっと長かったかなと。もう1枚、ゴール前に入っていかないと日本の場合、なかなか点は取れないと考えております。

■選手だけを投げ出すことはできない
――責任を取るということに関しては、ご自身が辞めるということも含めて責任を取るということもあると思うが、どう考えているか?

 以前も言いましたように進退に関しては、契約上、勝とうが負けようが協会が権利を持っています。そのために会長や技術委員長が見ていると思います。わたしは選手がついてきている限り、選手だけを投げ出すことはできないと思っております。

――今回の2月の4試合で稲本がアンカーの位置に入って中盤が縦に並ぶシーンがいろんな状況で見られた。今日は理由は違うだろうが、それなりに機能しているように感じられたが、どう評価するか? また、それを突き詰めて試合開始からその形を採用することは考えているか

 稲本は稲本の良さを非常に出してくれたと思っています。ただ稲本の場合がこうで、ほかの誰かだったらこうで、というふうなチーム作りは今はするべきではないと思っているので、あえて(守備的MFは)ダブルで並べています。稲本は前でボールを受けるのはあまり得意ではないですけど、そこでつぶすのは非常に得意な選手。ただ稲本が出た時だけ、そういう形でやるということはチーム力を上げていくという意味でプラスではないという判断でやっていません。

――今回の韓国チームにはパク・チュヨン、パク・チソンという選手が不在だった。今回のチームと、彼らが合流したときのチームにどんな違いがあると考えるか? またW杯までにもう一度日韓戦をやりたいと考えているか(韓国人記者)

 パク・チュヨン、パク・チソンという選手が入ってきたら、当然韓国はもう少しビルドアップしてくるチームだと感じています。それからW杯までにチャンスということですが、ほかの強豪国とできないのなら、アジアの最強国とできるのであれば、それは喜ばしいことだと思っています。

――この4試合、全体に思っていたよりもチーム作りが遅れた印象がある。それを踏まえて、今後のチーム作りを見直すことも必要なのでは?

 最初の質問のときにも答えましたように、この時期にわたしの当初の予想ではもう少し早くゲーム勘が戻り、完ぺきではなくてもその中で十分に戦っていかないといけないし、結果も残していかなければいけないと。それが少し遅れていたのは事実です。ただそのことによって今後の方針を見直すということは、それは選手(選考)ということだと思うんですが、今回足りなかったところ、見極めたところ、そういうところに関して考えなければならないことはありますが、大幅にチーム作りを見直すことは考えていません。

――(合宿が始まった)1月25日から今日まで、選手たちの取り組む姿勢についてはどう考えているか?

 選手たちは非常に高いモチベーションでやっていました。そしてチャレンジしてくれている選手もたくさんいました。そういう意味でも今日も選手が最後まで戦ってくれていたこと、これには本当にうれしく思っています。ただ自信をなくすとか、そういうことではなくて、僕は逆に、ここでこのチームにとって(今日の敗戦は)良かったのではないかと。ちょっと順調すぎるというか、いろんなゆるみが出ていたのは事実です。そういう中で、これでもう一度、選手たちにも危機感が出ますし、チームとしての危機感も出て、W杯に向けていい準備をしていけるんじゃないかと思っています。

韓国代表ホ・ジョンム監督会見
■日本について多くのことを研究した
 今日は選手たちが非常によく活躍してくれた。日本について多くのことを研究してきたが、それがうまく戦略として機能したと思う。選手たちが研究し、分析した内容通りに動いてくれた。今日は(韓国では)旧正月で、祭日だったので、熱烈に応援してくれた国民の皆さんに感謝したい。

――中国に敗れ、日本に勝ったわけだが、今大会をどう総括するか(韓国人記者)

 今大会に参加したチームについてあれこれ言うつもりはない。われわれの目標はワールドカップ(W杯)なので、今大会を通じてW杯で何が通用するのか、競争力があるのか、そしてどの部分をより強化してどの選手を使うべきか、そういったことをテストする場だった。今のチームについて詳しく述べることはない。ただ、今日の日本は攻撃面で非常に強力だった。それに対して韓国の守備ラインが非常に安定した動きをしていた。今回のチームを土台として、W杯に向けて分析、研究をしていかないといけない。中国に敗れるなど不安定な部分もあったが、W杯に向けてテストしたり、挑戦したりすることができた。そういった意味で今大会はいい経験になった。

――日本を研究したという部分がディフェンス面に表れていたと思うが

 右の内田、左の長友が非常に間接パスが多く、左の大久保が絡んでいた。その間接パスをいかに遮断するかというところで研究を重ねた。それについては選手たちは指示通りに動いてくれたと思う。

――W杯へのテストの意味合いが強かったということだが、新たに目にとまった選手はいるか(韓国人記者)

 W杯の準備のための大会だったが、目標はあくまでも優勝だった。それができなかったのは残念だし、ファンの皆さんには申し訳なく思っている。W杯で活躍できそうな選手は多く発見できた。具体的な名前は挙げられないが、帰国したらKリーグを視察しながら最終的なメンバーを決めたいと思う。

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