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2009年7月19日 (日)

湘南 2-3 アビスパ、いろんなコメント

20090719
●反町康治監督(湘南):
・最後の精度を上げよう
・守備の基本に立ち返ってやろう

●篠田善之監督(福岡):
・バランスを崩さないように
・守から攻の切り替えを早く

●反町康治監督(湘南):

「悔しいことは間違いないと思います。コメントするのが難しいゲームなんですけれども、サッカーというのはメンタルスポーツだなというのをつくづく感じたゲームでもありましたね。2-0になったときから、心の隙がたくさん生まれて、それがプレーの隙にうつってしまったというのは否めなくて、それを修正できなかった私にも大きな原因があるかなと思います。次のアウェイまで時間が短いので、選手と少し話をして、立て直していければいいかなと思っています。今日は1万人近く、夏休みでたくさん来てくれたんですけれど、勝つことができず非常に悔しく残念に感じています」

Q:連休でリフレッシュを図ったと思うんですが、前回に続き結果が出ませんでしたが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか?
「結果でものを言うのは簡単なのですが、僕は神様も信じませんし、選手の状態を見ながら判断していますし、そうしたなかでこれからの連戦も踏まえてリフレッシュしたほうがベターだと思いました。次は仙台(7/22@ユアスタ)なんですけれども、上位とのゲームの前に非常にいい薬を飲んだかなと思ってます」

Q:2-0になった時点で心に隙が出来たと。これはご自身の責任があったとおっしゃいましたが、それは具体的にどういうものですか?
「あまり言いませんが、向こうはもちろん2-0だからカウンターを狙っているわけじゃないんですよ。向こうの残っている選手にボールがいって、我々が戻るパワーが欠けてしまったと。例えばこれが1-0で負けているんだったら、もっと手堅いゲーム運びができたと思うんです。2-0だったがために、しかも見ての通り、アビスパのDFはかなりもう崩壊状態でしたよ。皆さんが見てもわかっていたように、『これはこのままいくんじゃないかな』と思うのが普通ですよね。そういう皆さんが思っているサポーターが思っている我々が思っているというのがサッカーでは非常に怖い。2-0だったというのは、そこからの戦い方をもっとね。シーズン前に一度そういう話をしたんですけれど、もう一回整理しないといけない。高い授業料を払って、次に生かせればいいですね」

Q:日本代表の岡田武史監督が首位に相応しいよく走る非常に素晴らしいサッカーだという話でしたが…。2点目を取るまで非常によく走っていたと思いますが、どの辺から歯車が狂ってきたとお感じですか? またメンタル以外での技術的・戦術的な部分での問題はなかったでしょうか?
「サッカーのゲームというのはある意味で個性を全部出さなければいけないんですが、その個性を全部自分たちが出すことによって、チームが歪んでしまうっていうこともあるんですよね。2-0になった時点で色気を出してやってみようと。ちょっと前半から(そういう傾向が)あったんですね、正直今日のゲームは見えないところで。だからハーフタイムでは結構厳しいことを言ったんですけれども、色気、色気、色気がついちゃって、ユニフォームがピンク色になってしまって、それでそれが全体的に『みんな色気を出してるから、俺も出そうかな』という感じになってしまったのは間違いない。そこでしっかりプレーできるかどうか。もちろんしっかりプレーしている人もいるんですけれど、しっかりプレーできていない人が一人でもいるとサッカーというのはそっちに引っ張られてしまう。僕は出ている人がしっかりできていないなら替えればいいんですが、そんなことをいっていたらみんな替えなくちゃいけなくなっちゃう。話をして我慢をして修正ができたら、次の課題に向かっていこうと。ちょっとその部分は私もいい勉強をさせてもらったかなと。今までこんな短い時間でひっくり返されたことはないので、僕ももう一回顔を洗って出直したいと思います。だから、どの辺というのはちょっと難しいですね」

Q:今日のような負け方をした場合、次に向けての選手の心理状況にどのように影響してきますか?
「サッカーには負けと勝ちと引き分けしかないわけであって、負けたら次に負のスパイラルにいくような選手だとしたら、それは次の試合に使えないと思う。それに打ち勝って『よし次やってやろう』という気持ちを全面的に出せるかどうかですよね。それに日にちとか時間とかは関係ないと思います。明日の朝に顔を見て、下を向いているような選手は残念ながら連れていくことはできないですね。『よし、やってやろう』という選手を連れていくしかないですからね。サッカーというのはそういうものです」

●篠田善之監督(福岡):

「選手たちが非常によく走って頑張ってくれたと思います。最後まで諦めない姿勢をピッチで彼らは本当に見せてくれたと思います。またそれをサポートしてくれたサポーターの皆さんに本当に感謝したいと思います。ゲームは湘南のプレーの質が高く、彼らの良さを消そうと臨んだんですが、非常にプレーの質が高かったです。そこで何とか踏ん張れたということが1つ良かったと思います。ただ、毎回ですが先制をされたあと、今シーズンはドタバタと失点を多く重ねる傾向にあったんですが、今日はよく我慢して2点で抑えてるということが最後に結果をもらたしたと考えています。1失点目のPKのシーンでは、あそこまで入り込まれてしまっているというのが、今の現状の守備のもろさじゃないかと思います。また2失点目のミドルシュートを打たれたシーンも戻りきれていなく、失点してしまったことは、次の課題が大きく見えたと思います。ただ、本当に選手はよく頑張ってくれたと思います。ようやくアビスパらしいというか諦めない姿勢を上位の相手に見せれた。僕らはここの順位にいるわけにはいかないというのを見せ付けることができて非常によかったと思います。中2日でホームでゲームが待っていますので、もう次のことを考えてホームでまた勝てるように全員で一丸になりたいと思います」

Q:選手が非常に頑張ったのが勝因とのことですが、それに加えて具体的に戦術的な部分などでの勝因についてはどのようにお考えですか? 3得点というのはどの辺が良くてこの結果になったとお考えですか?

「本来であればゲームを0-0で運んでっていうのが理想だったんですが、先にまた先制されてしまってということと、田村選手を何とかうまく剥がすっていうこと、大久保・大山の動きを見て、田中・鈴木を入り込ませるのが目的でした。ただ、湘南も堅く守備をしてきましたのでなかなか崩すことができずに、最後湘南が疲れたところで、我々のほうが多く走った、長い距離を走ったということが得点に結びつけられたんじゃないかと思います。単純にこれだけやったから3点取れたというわけじゃなくて、本当にちょっとした最後のクロスを上げる前の宮本のフリーのランニングとか、見えないところでのランニングもしっかりとできて、そこが良かったんじゃないかなと」

Q:岡本選手を投入してから一気に流れが良くなったと思います。彼にはどういう指示を出したのでしょうか?

「彼の特長はスピードと背後に飛び出すということ、あとはシュートも非常にいいので、そこを求めました。湘南が疲れているところで飛び出す動きをとにかくやってくれと。宮原がいいボールを出したし、選手はちゃんとやってくれたし、得点ができて本当によかったと思います」

●坂本紘司選手(湘南)
「結果論になりますが……2-0になってから、相手の決定機もあまりなく、3点目を取れるという感覚だったはず。チームのコンセプトとしても、3点目を取りに行くことをずっとやってきている。もっとシンプルにシュートで終わるなど徹底すればよかった。最後は甘さが出てしまったかもしれない」

●田村雄三選手(湘南)
「5分で3点取られたのは初めてだし、最後は点を取りにいってるのか守るのか、よくわからない状況で間延びしてしまった。意思統一ができていなかったかもしれない。前半と、後半にもいい時間帯に点を取ることができ、もしかしたら気持ちに油断が出たかもしれない。まだまだ自分たちは王者ではないということ。また高い授業料を払ってしまった。(次節に向けて)切り替えるしかない。下を向かずに準備したい」

●寺川能人選手(湘南)
「全体的に間延びし、プレスにもいけずどっちつかずになってしまい、相手を自由に走らせてしまった。もっと意思統一して、守るのか攻めるのかハッキリする必要があった。ボールに行けず間延びしたのは、時間帯もあるが意思統一の面が大きいと思う。(次節に向けて)難しいとは思うが、つぎの試合に勝つか負けるかでチームの精神的強さが問われる。突き詰めてやらなければいけない」

●岡本英也選手(福岡):
「外から見ていて湘南の足が止まっていたみたいだったので、いけるかなというのはありました。最初からゴールを狙って入ったんですけれども、そこへ裕司(宮原)さんが、いいボールを出してくれたので決めるだけでした。自分が入ってから早めに点を入れたら、こっちに流れがくると思っていました。これまでの試合では、惜しいシーンを作っても点にはならないという試合が多かったので、今日は決め切れて良かったと思います。これで2連勝ですし、次につながる勝ちだったので、これをきっかけにして、チームがもっと乗っていけたらいいと思います。ただ、スーパーサブ的な選手だと思われるのは嫌ですし、最初から出たいというのがあります。これを自信にしつつも、今日は、今日で終わったので、次の試合に向けてまた準備をしたいと思います」

●大久保哲哉選手(福岡):
「最後の得点は、自分が中途半端なところにいたので、頑張って走ってこぼれ球に追いついて、後はふかさないように気をつけて蹴りました。栃木戦でヘディングシュートを外して悔いが残っていたので、今日は決められて良かったです。今週は毎日居残りでシュート練習をやっていたので、その成果が出たと思います。
 でも、うちがいいサッカーをしたとは決して思わないです。湘南のサイドバックは上下動が激しくて相手に対して数的優位を作れる状況にあって、アジエルとか紘司(坂本)さんにポールが入ったときに追い越すことによって、パスの出しどころがいっぱいある。けれども、うちは4-4-2の形のまま上下動しているだけ。いい時は岡本が僕を飛び越して行ったり、惇(鈴木)や城後がFWを飛び越しているんですけれども、前半のようにリズムが悪い時は、そのまま4-4-2の形で動いているだけ。そこは修正していきたいです。
 今日は、この前の栃木戦で勝ったから逆転勝ちできたんじゃないかと思っています。勝っていたから、ゲーム内容云々じゃなく、最後まで頑張れたんじゃないかと。そして、今日勝ったことが次の試合につながっていくんじゃないかと思います」

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