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2009年3月28日 (土)

日本 1-0 バーレーン、いろんなコメント

20090328
岡田監督
試合前から今日はタフで激しい試合になるだろうと。ワールドカップ(W杯)予選で勝ち点3を取ることは、そんなに簡単なことではないよ、と思っていたが予想通りでした。そんな中で選手たちは、今日の試合前のミーティングではほとんど何も言わなかったです。今回のキャンプを見ていて、何も言う必要はないと。それとともに、余計なことは言わない方がいいだろうと思って(試合に)送り出しました。選手たちが自分たちで今の状況、相手の戦い方、そして自分たちの強みは何かということを自覚して戦ってくれました。素晴らしい試合をしてくれたと思っています。このチームは時々しか集まれないにもかかわらず、集まるたびに少しずつチームになってきていると感じています。ただ、われわれはまだ何も得ていないわけで、またわれわれはもっともっと質を高め、より強くなっていかなければならないと思っています。ただ最後まで頑張ってくれた選手たちには感謝したいと思います。

――中村俊輔のFKが決まった瞬間に何を感じたか? 「蛮勇になるな」ということで、次へのシフトを考えていたのではないか

 1点だけだと何が起こるか分からない。もう1点取りにいく姿勢は変えてほしくなかったので、自分の中で何も変更するつもりはなかったんですけど。交代は戦術的な交代よりも、けがや運動量という意味での交代で、時間によっての戦い方も彼らはできていました。セットプレーで1点取れれば、というのはずっとあったんですけど、それが運良く入ったことが大きかった。ただ入ったからといって、何かを変えようとは思わなかったです。

■日本は点が取れないチームではない
――前半、あれだけ攻めていて崩せなかった。ハーフタイムでどのような指示を?

 相手が10番(サルミーン)のワンボランチで、遠藤と長谷部のところで(ボールを)回すと10番が出てきて、バイタルエリアが空いてくるので、選手たちがそこを突いていったと。そこは全く問題がなかったんですが、バイタルエリアが空いてボールが入ったときに、そこから中央へのスルーパスがほとんどで、やはりあれだけ人数がいるとそう崩せない。バイタルエリアから最後のラストパスを、われわれが言う「ニアゾーン」、ペナルティー(エリア)の角の方へ出すようなイメージを持ってほしいと。そこ(へのコース)が閉められたらアウトサイドへ出せという指示。それとセットプレーのことと、相手の攻めはカウンターしかないので「大丈夫だろう」じゃなくて、ボールを取られたら全力で戻れと。それがメーンでした。

――ゲームの内容は良かったし、しっかり崩していたが、シュートが打てていない。ゴールを奪うためには戦術的なこと以外の要素があると思うが、どうか?

 まず、相手はこれで負けたら(予選突破の)可能性が低くなる。本当に必死の相手に対して、そんなに簡単に(点は)取れないです。それは世界中どこでもそうだと思っています。それとともに、確かにJリーグではほとんど(のチーム)がストッパーとセンターFWが外国人ということから見ても、日本人のボールを取る部分でのタレント(才能)が欠けているところがあるのかもしれない。それは技術委員会がずっといろんなことを言っているとは思うんですが、じゃあどうするんだ、というところから僕らは始まっていますから。外で起点を作って中にボールを入れるだけでは勝てない。中に勇気を持って起点を作って、そこからディフェンスラインの裏を狙っていこうと。(流れの中で点が)入りそうにないかもしれないですが、それでセットプレーを取って、セットプレーで点が取れるかもしれない。それを繰り返していくことが一番大事だと思っています。それに、このチームは点が取れないチームではないです。このグループで一番点を取っているのはわれわれです。その意味で、僕は日本人に何が欠けているかを検証するつもりはないですし、今われわれがどうやって目標を達成するのかに集中しています。

――次は5月末から6月にかけてのシリーズが始まるが、次のステップでは代表の戦い方はどういうプランになるのか

 方向性は変えるつもりはないので、より精度を高めて、より回数を多くする。そのために走らなければならない。(1試合)平均10キロが普通ですけど、11キロ走ればわれわれは12人で戦えることになる。そうしたら十分にチャンスはあるだろう。今日もロッカールームで話しましたけど、代表チームでそれをやるだけでは無理だ。ここに来たらやるけど、チームに戻ったらやらない。(所属クラブの)チーム戦術に反することはする必要はないですけど、ボールを奪われて追いかけるとか、パスして走るとか、そういうことを怒る監督はいないと思う。ぜひ、今までの何割かでもそういうことにチャレンジしてほしい。そうすれば代表に来た時に、今まで80分しかもたなかったものが85分なり、90分なりに上がっていくと信じています。

――中に起点を作って裏を狙うという発言があったが、今日の試合では浮き球で狙うボールが多くて相手DFに引っかかることが多かった。もっと足元のパスを狙うとか、いろいろ変えていくべきだったのではないか。それから後半始まって10分くらいに、相手選手が倒れているタイミングで何か指示をしていたようだが、何を言っていたのか

 グラウンダーのパスでのワンツーで裏を狙うのは何度か出ていたと思っています。ハーフタイムで指示したことのひとつに、アーリークロスを中央の選手に引っかけるなと。アーリークロスを入れるのであれば、その裏まで入れるかニアゾーンに流し込め、ということは言ったんですけど。中央から外へ逃げるように流すグラウンダーというのは、後半に2、3回ありました。ワンツーで抜け出たのも2回くらいあったので、選手は意識してくれていると思っています。
 後半10分くらいに話したのは、確かボールサイドで相手がかなりリスクを負って縦パスを狙ってきていて、自陣あるいはMFゾーンにかなり来ていたので、そこは慌てずにしっかりボールを動かせと。そしてもう20メートル上がったところから縦に(ボールを)入れるようにと言いました。

マチャラ監督
日本代表におめでとうと言いたい。これで本大会出場ほぼ決まっただろう。勝ち点11ということで7割から8割がた、南アフリカ行きが決まったと思う。
 われわれは今回、非常に強く集中している相手と戦うことになった。そしてわれわれには大きなプレッシャーがあった。日本は7回CKがあったが(実際には6回)、こっちは1回だけだった。チャンスは作ったが、得点には結び付かなかった。そして後半早々にゴールを決められた。
 それから前後半、良いチャンスを作った。サルミーンもいいチャンスを作ったが、得点にならなかった。自分のチームを悪く言うつもりはないが、やはりチームの質に差があったし、お互いがプレーしているリーグにも差があった。それから試合をしていて、4月1日にもう1試合あり、そのことも頭をかすめていた。また、この試合は今まで以上に慎重にならなければならない背景があった。すでに7枚のイエローカードが出ているため、次のカタール戦のことを忘れることができなかった。
 この試合はもう終わった。われわれは気持ちを切り替えて、今の段階で最も大事な、次のカタールとのホームゲームに集中しなければならない。わたしは5回(日本と)試合をした。ついているときも、そうでないときもあった。今日はわれわれには運がなく、相手は強かったということだ。

――日本のことを高く評価しているが、それは具体的に何がいいと思うのか?

 11ポイント取っているではないか。やはりこの予選で大事なことは本大会に行くことだ。もちろんこれからオーストラリアに挑戦するという大事な試合があるし、南アフリカでも大変な試合もあるわけだが、やはり11ポイントを獲得したことは何より大事だと思う。今までの試合で(日本は)ホームゲームでは勝っていなかったので、強いプレッシャーの中にいたと思う。それでも最後まで何とかこらえて、われわれにチャンスを与えずに勝つことができている。

■予選自体が選手たちにとって大変いい経験
――次の試合まで時間がないが、プレーオフに回る自信はあるか?

 チャンスはあるので、それに関しては頑張る。明日の夜にはマナマに着くだろう。まだチャンスがあるので、それに向かって行く。また、オーストラリア、ウズベキスタン、カタールといったチームと対戦するのは、本当に良い経験になる。われわれは親善試合の相手もなかなか見つけることができないので、この予選自体が選手たちにとって大変いい経験になっている。

――結果は残念だろうが、内容的には負けた気がしないのでは?

 やはりここで国の問題が出てくる。(日本は)東京だけで人口が約1300万人。バーレーン一国の人口が約70万人だ。われわれは本当に小さな国だが、その規模を考えると才能を持った選手がたくさんいる。この小さな国の代表が最終予選に残れたことをわたしは誇りに思う。前回(のW杯予選で)は、トリニダード・トバゴに(プレーオフで)いい試合ができたと思う。今日の試合も多少のミスはあったが、最後の最後まで選手たちはあきらめずに戦い、日本という相手に恐れずに立ち向かっていった。負けはしたが、精いっぱい頑張ったと思う。そういう選手をわたしは誇りに思うし、支えていきたいと思う。それは監督として、大事なことだと思う。ここでは話せないが、代表には多くの問題がある。それでも選手は頑張ったと思う。

――日本に対してどういう守備を指示したのか?

 日本の試合は何度も見ている。1トップでの試合も見ているし、後ろに2人、3人のMFを置く試合も見ている。今日の遠藤と中村俊のポジションはいつもの通りだと思った。また、今日は3人のFWがいたが驚かなかったし、それに対して準備もしていた。ただ、いくら準備をしていても、日本はリーグの質がいいし、ヨーロッパでプレーする選手もいるので、その差が出たと思う。

■中村俊輔(セルティック/スコットランド)
(FKは)あの軌道を狙っていたけど、傾いてしまった。でも入ったので問題ない。今日は最後のスルーパスが縦ばかりだった。ウエーブ(の動き)を入れて斜めに出せばいい。監督もそう指示していたけど、的確だった。
(内田のシュートは)ああいうところでファーサイドに蹴っていればGKがはじいて、(詰めて)入るかもしれない。もっと上に行くために、ワンプレー、ワンプレーを突き詰めていかないと。チームの試合勘は良くなってきているけど、もっと詰めていかないといけない。
 個人的にもそうだけど、見ないでもパス回しできるくらいの形にしたい。ジーコのときのように親善試合でアルゼンチンと試合をしたりとか、(今の代表では)全然やっていないから、早く(予選突破を)決めて(本大会に向けた)準備もしておきたい。

■遠藤保仁(ガンバ大阪)
「リスクをかけなくても攻められた」

(今日は勝ったが)まだ何も勝ち得ていない。向こうも間延びしてスペースはあったので、リスクをかけなくても攻められた。しっかりつないで、バランス良くできていたし、後もしっかり守っていたので、安定はしていたと思う。(ホームで)ドローが2つ続いていたので、ホームで勝てたのは良かった。(勝ったこと以外で収穫は)内田がシュートに絡んだり、両サイドがチャンスに絡めていた。守備もしっかりカバーできていたと思う。

■長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)
「一発を狙いすぎていた」

 今日は向こうのDFが下がっていたんで、最後のところが難しかった。セットプレーでゴールが入って楽になった。前半は相手がしっかり守っていたが、中盤にスペースはあった。相手の前で(ボールを)もらったときに、まっすぐ前に(パスを)出すのではなく、サイドを使うとか。ちょっと一発(のスルーパス)を狙いすぎていた。左足をちょっとけがして、ジャンプもできない状態だった。みんなに迷惑がかかるので、自分から交代を申し出た。

■楢崎正剛(名古屋グランパス)
「プレッシャーはあった」

 守備の機会は多くなかったけれど、相手にすきを見せずにやれたと思う。相手はカウンターしかない。クリアボールがこっちに来て、DFが『おっ』と思ったりもしたけど、こっちはセンターが強いし、カバーもできていた。(ホームで勝つという)プレッシャーはあったけれど、自分たちは順位も有利だったので落ち着いてやれたと思う。

■内田篤人(鹿島アントラーズ)
「トラップミスしてしまった」

 今日は体の状態が悪かった。でも最低限のディフェンスはやったつもり。あまり危ない場面もなかった。クロスバーに当たったシュートは(パスを出した)タマさん(玉田)に謝った。なかなかフリーになるチャンスもないんで。(ゴール前でフリーになった場面は)いつもはセンタリングを上げる側なので、あの場所に行ったのは高校以来。2列目、3列目の選手が中盤をしっかり支配してくれないとあそこまではいけない。フリーになりすぎていろいろなことを考えて、トラップミスしてしまった。センタリングを上げることばかりじゃなく、シュートも練習します。

■田中達也(浦和レッズ)
 立ち上がりはよかった。相手はもっと引いてくると思ったけれど、思ったよりも自由にやらせてもらえた。楽にボールを回せたので、もっとミドルを狙ってもよかった。前半にもチャンスはあったので、後半も同じような展開になっていれば大丈夫だと思った。勝ち点3を取れたのはよかった。早く(予選突破を)決めたい。

■玉田圭司(名古屋グランパス)
「チャレンジしていくことで点につながる」

(内田のシュートにつながったパスについて)自分はああいうプレーが得意。DFを抜けば必ずチャンスになる。今日は結構フリーでもらえることが多かった。どんな相手でもそういう形ができればチャンスは作れる。(前半の攻撃について)真ん中でゴチャゴチャするような動きもないと崩れない。外ばかりいっていてもね。ボールを失ったのは自分のミスでもあるし、チームのミスでもある。チャレンジしていくことで点につながる。今日はチャンスは作れたと思うけど、決定的なチャンスは作れていない。そこまで持っていきたい。シュートしか頭にないのも問題。そこでパスを出すとか臨機応変にやらないと。余裕を持ってやることが大切だと思う。

■中澤佑二(横浜F・マリノス)
「危ない場面も特になかった」

 先に失点しないことを考えて、後半が勝負だと思った。前(攻撃陣)を信じて、こっちはしっかりリスクマネジメントするだけだった。90分通してそれはできたと思う。危ない場面も特になかった。

■橋本英郎(ガンバ大阪)
「つなげるはずだと思ってプレーした」

(出場する際の指示は)あわてるな、無理せずバランスよく攻めろと。ファーストタッチを乗り切ったのが大きかった。中盤が空いているのも分かっていたし、相手が間延びしていたので、つなげるはずだと思ってプレーした。俊さん(中村俊)がボールをキープした時に(1-0で逃げ切りにいくと)ハッキリした。僕が入った時間帯にはまだゴールに向かう気持ちがあったので、(意思統一に)ばらつきがあってバタバタして落ち着きがなかった。

■犬飼基昭会長(日本サッカー協会)
「やっと勝てた」

 やっと勝てた。突破口を見いだせないような感じだったから、後半はどうなるか不安だったが、俊輔が決めてくれた。早く(予選突破を)決めてほしいのが本音。本大会をどうするかということがあるので。予選を突破したら終わりということではない。選手も高い意識を持ってやっていた。

■原博実・強化担当技術委員長(日本サッカー協会)
「勝ち点3を取ったことが大きい」

 ホームで勝ち点3を取ったことが大きい。予選なのでなかなか勝たせてもらえない。それでもチームは全員がいい雰囲気でまとまっている印象を受けた。真ん中では闘莉王、中澤、長谷部、遠藤が効いていた。遠藤には4番(ファタディ)がケアしていた。相手は何度も対戦してよく分かっている。こっちが先制したことで(相手の)力が抜けた。(流れの中での得点は)それが課題であることは間違いない。強いチームになるために、もっと前に出て行ったり、こぼれ球を決めるようにならないと。フィニッシュに関しては各チームに帰ってやってほしい。

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