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2008年12月29日 (月)

【年末企画:2008年各クラブ5大ニュース!】アビスパ福岡編(08.12.29)

■「布部のために」戦った最終戦。感動のフィナーレ。

「今日は特別な日。布部がこのチームで戦う最後の日だ。心して戦え」。試合前のミーティングで篠田善之監督は、そう話すと涙を流した。サポーターは、ウォーミングアップを行う布部陽功に向けてゲーフラを高々と掲げ、チャントに乗せて布部への思いのすべてを伝えた。スタジアムが一体感で包まれ、あらゆる面で対戦相手の湘南を上回るパフォーマンスを見せたのは、布部の存在感の大きさを示すものでもあった。布部がピッチに登場したのは68分。思いが強すぎたのだろう、動きが固い。しかし、気持で戦うのはいつもの姿。存在感を示してチームを引っ張った。そして勝利を告げるホイッスル。その瞬間、レベルファイブスタジアムは熱い思いで包まれた。試合後の挨拶で言葉に詰まった布部の姿に、スタジアムに集まった全員の気持ちが重なる。そして布部は、違う立場からチームの力になることを選択した。福岡を思う布部の熱い気持はこれからも変わらない。

■大久保哲哉の歌声が響いたレベルファイブスタジアム。

「博多の男なら 気持ちを見せろ 恐れることはない さあ行こうぜ」。第16節の仙台戦後のヒーローインタビューを受けていた大久保哲哉はマイクを手にすると、片手を高々と上げ、スタンドを誘うように手を振りながら、大声で歌いだした。その姿に応えてスタンドに歌声が広がり、福岡の勝利をたたえる大合唱が始まった。
熱い男・大久保。博多の空気が最も似合う大久保。仲間のために攻撃から守備まで献身的に働く大久保。その姿は誰よりもサポーターから愛されている。
「ピッチの上で熱い応援を実感していたので、サポーターの皆さんに何か恩返しがしたいという気持ちがあった。勝てない日々が続いた中で久しぶりのホームでの勝利だったし、サポーターも含めてみんなで勝ち取った勝利だったので、いつも聞いていて耳に残っていた応援歌を思わず歌いました」(大久保)。彼の熱いハートを抜きでは福岡は語れない。

■涙の大逆転劇。篠田善之監督が初采配で初勝利。

25節を終えて8勝5分11敗の10位とチーム状態は最悪。しかも就任を打診されたのは第26節の3日前。S級ライセンスを取得したばかりの青年指導者が要請を受け入れるには難しすぎる状況だった。しかし、篠田善之監督は、迷わず「やります」と答えた。その姿に、4年前、現役を引退する際に「このクラブを本当に良くしたい」と宣言した当時の姿がダブる。福岡一筋の熱い男・篠田。そして、その思いを就任1戦目の試合で爆発させた。
試合は徳島相手に先制を許す苦しい立ち上がり。しかし、攻め続ける姿勢を選手に求め、選手もそれに応えた。同点で迎えた後半は、試合の流れを読みきって田中佑昌、中払大介を投入。一気に流れを引き寄せる。そして84分に生まれた大久保哲哉の劇的な逆転ゴール。負ければチーム崩壊もありうる状況の中で、篠田監督は熱い思いと冷静な采配で勝利をもぎ取った。最終的にJ1昇格はならなかったが、その熱いハートでチーム再建に力を注ぐ。

■アビスパの星・鈴木惇プロ入り初ゴールを決める。

誰もが待ち望んでいたゴール。それは最終戦で生まれた。時間は48分。GK吉田宗弘からのボールを受けた鈴木惇は左サイドへ流れる大久保哲哉へ向かって大きくサイドチェンジ。そして、大久保がドリブルで持ち上がってペナルティアークの前にできたスペースに向かって折り返す。そこへ現われたのは長い距離を走ってきた鈴木。迷わずに左足をダイレクトで振り抜くと、鋭い弾道を描いたボールがゴール左隅を捕らえた。
湧き上がる大歓声。サポーターの待つ場所へ一直線に走る鈴木。小学校から福岡一筋で育ってきた鈴木の成長に、福岡の夢を託すサポーターの思いとともに生まれたプロ入り初ゴールだった。
このオフにはリーガ・エスパニョーラ所属のヘタフェ C.F.Bで約1ヵ月間の武者修行を行うことが決まっているが、その貴重な経験をもとに、福岡の中心選手としてピッチの上で躍動するのは、そう遠くない未来かもしれない。

■レベルファイブスタジアムに待望の大型映像装置が登場

レベルファイブスタジアム南西サイドスタンド後方に大型映像装置が設置された。12月6日に行われた今シーズン最終戦で初お披露目となったが、映し出される美しい映像は、ファン・サポーターばかりではなく、選手たちの間でも大好評。2009年シーズンに巻き返しを図る福岡にとって力強い味方になりそうだ。
フルカラー発光ダイオード(LED)方式で、縦9.42メートル、横16.15メートルの約152平方メートルの大画面には、テレビ放送並みのハイビジョン映像が映し出される。使用するハイビジョンカメラは移動式の72倍ズームカメラ2台のほか、20倍ズームのリモコン式カメラをバックスタンドの高さ1.2メートルの壁と、メインスタンド3階に設置。そのほかにも、高さ27メートルの画面の上部からの撮影や、4台までカメラを接続することが可能で、あらゆる角度から迫力ある映像を作り出すことができる。スタジアム観戦の新たな楽しみになることは間違いない。

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