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2008年5月11日 (日)

湘南 2-1 鳥栖、いろんなコメント

20080511J2第13節

●菅野将晃監督(湘南):
・絶対に隙をつくるな。
・足元へのパスだけでなくスペースも狙おう。

●岸野靖之監督(鳥栖):
・相手がボールを持ったとき誰が行くのかハッキリする。
・シュートで終わること。
・後ろに下がりすぎないこと。

●菅野将晃監督(湘南):
「どうもありがとうございました。前半からゲームを握れて、そのなかで多くのチャンスを生むことができた。普段からよく選手たちに言うのは、やりきろうと。自分たちのサッカーをしっかり最後まで1プレー1プレーやりきろうとよく言ってるが、その意味では自分たちのサッカーはよくできていたし、シュートという点でもやりきったと言える。ただ決められなかったので、流れとしては得てして難しいゲームになるというのが前半を終えたときの思いでした。ただ入らないことがあるのもサッカーだと思うので、これもまたやり続けること、そして後半また新たにパワーを持って、特に立ち上がりから行こうと。奇しくもそのとおりにいったが、前半にもチャンスがあり、クロスからアジエルの中央でのヘディングが必ずチャンスになるから迷わずクロスを上げていこう、というところがうまく点に結びついた。あの1点は大きかったと思う。最後また鳥栖が新たなパワーをもって襲ってきて、点を取られたのは非常に残念。0点で抑えたかったし跳ね返すだけの力を持たなければいけないとは思うが、そのまえの数分間の守備が、もちろんカバーで体に当たった場面もあったが、そこで我々の守備に対するパワーが跳ね返す力になれた。あの時点で点を取られていたら残り5~6分は厳しい時間になる。そこをまず凌げたことは、失点は残念だが、最後までしっかりとゲームに向き合っていたと思っている。それは選手にも伝えましたし、そういうものを持ち続けることが大事だという思いです。順位どうこうというのはまだまだ関係なく、しっかりとこのポジションにいながら、次のゲームにまたしっかりと向かわなければいけない。この勝利をしっかりと繋げていきたいと思います」

Q:岸野監督はこれからも湘南に対してとことんやるとおっしゃっていますが。
「相手の出方や戦い方をいかに、判断を含めて自分たちでやっていくかというのはサッカーのひとつの面白さであり大事なところ。試合前のミーティングでもある程度予想していました。もちろん誰がアジエルに付くかというのは分からなかった。でも誰か付くだろうと。だから逆にそれをいかに付けるかということが、今日のゲームの大事なところになるだろうと。もちろんベンチから、誰が付いてるからどこが空くということも当然伝えるが、自分たちでピッチの上で素早く感じてほしいということは試合前に伝えていた。選手たちもそういう心構えのなかで対応してくれたと思います」

Q:前節に続き阿部選手がゴールを決めましたが、どのように指示して送り出していますか。
「特に今日のゲームでいうと、スタートで使うかどうかは一つの悩みではあります。竜太(原)をスタートにしても問題ないし、阿部をスタートにするのも当然選択のひとつ。ひとつはそれぞれの選手のよさ、竜太の献身的な動きを前半のパワーとしてチームで発揮してほしい。阿部のパワフルなプレー、ゴール前でのパワーを組み合わせるうえでどちらがいいかは考え方次第だと思うが、今日のゲームでいえば、後半にさらにパワーアップしたいという部分で彼を投入するのがベターなのかなと、自分なりに判断させてもらいました」

Q:去年と比べてどの部分がよくなって、いまの好発進に繋がっていると思いますか。
「あまり好発進だとは思っていません、苦しみながら今ここまでやっているので。やはり積み重ねてきた部分は非常に大きいと。守備のベース、それも最終ラインだけでないディフェンス、2トップがどういう動きをしているか。それが今現在の湘南のサッカーだと思っています。それは昨季もやれたし、今季もその部分でぶれることなくやれている、それがいい部分でもあると。そのなかでもう少し何が必要かというと、とくに攻撃の部分でのサイドアタックでありコンビネーションのプレー。これはどんどんやり続けて熟成させていくしかない。今日も前半など2トップを含めてコンビネーションでの突破も見られたと思うし、両SBの臼井と鈴木伸がパワーを持った上がりをし、パワーを持ったクロスを上げてくれている。その点では、今季の課題というか上積みが必要だと思っていたところが、少しずつかたちになって出てきているかなという気はしています」

●岸野靖之監督(鳥栖):
「負けて非常に残念です。戦い方を今日は少し変えた部分があったが、うまくいった部分とうまくいかなかった部分があり、うまくいかなかった部分が多かったのかなと。ただ1試合を通して、これから湘南と6月、8月の2回対戦があるが、ここでの戦い方がしっかり見えたのかなという気がします」

Q:アジエル選手に攻撃的な山城選手をマークに付けたが、その意図は?
「攻撃的……鳥栖ではいちばん足が速いので、彼がアジエル選手をどれだけ見ることができるのか、見てみたかったということですね」

Q:連戦の疲労や経験値を上げるなどもあるかと思うが、戦い方を変えた意図は?
「いろんなことを考えて、今日の試合ということに至った。要素はいくつもあって、今日はそういうときだったのかなと。いろんな要素がある。この試合だけじゃなくこれから先のことも考えなければいけないし、チーム状態と選手の状態、すべて僕に責任があるわけだし、選手を常にいちばん近くで見ている上で、そういう(変える)ときだったのかなと。結果的に負けたので、僕の持ってきた戦い方が結果として出なかったことはしっかり受け止めなければいけない。90分通してどっちが強かったかといえば今日は明らかに湘南だったし、決定的な場面も湘南のほうが数多くあった。だがそれはサッカーの試合ではよくあるので、そこで失点しないようにしっかりすることと、チャンスをしっかり決めるということをこれからももっと(詰めていきたい)。戦い方うんぬんに関しては、ひとつだけではなく10個、20個、30個、最後は1000個ぐらいできるようにしたいと思います」

Q:うまくいった部分を教えてください。
「90分トータルで考えているので、まず前半0でいくこと、これは予定通り。ただ先に失点してしまったことはうまくいかなかったこと。これでほぼゲームのほうは厳しくなったが、時間も早かったし、また途中からうまくバランスを保てるようになってきたので、選手がうまく中でコントロールできた。だから始まる前からうまくいくやり方でやれば、うまくいく時間がもっと長かったのかなと。次にやるときには最初からできることがわかったので、試合はまだあるので言えませんけど、それはハッキリ見えたのかなと。今度必ず結果を出すようにしたいと思います」

Q:山城選手のマンマークということでしたが、最初の失点はセットプレーから。セットプレーのマークはどのように対策していましたか?
「セットプレーに関しては山城ではなく違う選手だったが、見ている限りは遠くだったのでGKが行けたんじゃないかなという気がします。あれは防げる点なのかなと思います。マークは違いました。セットプレーで試合はよく決まってしまうので残念だが、最後の最後までよくファイトしたと思います。目一杯やってくれたので、選手たちを褒めたい気持ちでいっぱいです。やり方については、『おまえのやり方失敗やね』と言われるかもしれないが、それは全然いくらでも受けるし、選手が今日はよく頑張ったので、悔しさはまったくない。でも今度は必ず勝つというファイトが沸いてきました」

Q:戦い方を変えたのは相手が湘南だったからですか?
「それはひとつあるかな。というのは特別な選手(アジエル)が一人いるので。鳥栖とやるときは、鳥栖の名前も聞きたくないと思わせるようにやってやろうかなと。これからも多分そうすると思いますが、鳥栖とやるときはいろんなことをされると。今日は向こうが勝ったので『いくらでもしてこいや』とお思いかもしれませんけど、また今度とことんいろんなことを考えて、とことん苦しめたろうかなと思っています。だからリードされていても、今日はそういう日やからとことん行きなさいと、山城には言いました。非常によくやったと思います。ただ彼(アジエル)から2点来たのでさすがかなと思いますが、次の戦い方はよく見えたので、大きな成果になったのかなと。けど、これを勝たせるのが僕の仕事なので、また勝てるように頑張ります」

アジエル選手(湘南)
「(マンマークについて)ずっと影のように付かれたので気持ちいいものではありませんが、それだけ自分を認めてもらっている証拠だと考えました。相手が自分の分析をしてきているので周りを使っていくことを心掛けている。自分のいいところは出せたと思う。ヘディングでのゴールはずっと狙っていた。
(つぎも同じように来たら)もしそうだとしても、自分らしいプレーをするだけ。大切なのはなによりも勝利。11人でやっているわけですから」

●阿部吉朗選手(湘南)
「今日はスタジアムに入るときにサポーターの皆さんに迎えられ、初めての雰囲気で、皆さんの声援によって気持ちもより高まりました。ゴールを決められたことはもちろん僕ひとりの力ではなく、チームとして積み重ねてきたものがピッチで出せたのだと思う。ゴールを決められたことは嬉しいが、それ以上に勝ったことが嬉しい。勝利によってチームがさらに上向きになっていることを感じる。勝たなければいけない試合で勝てたことは本当によかった。これからが戦い。僕はとにかく一生懸命頑張るだけ。スタジアムが満員になるぐらい、もっとたくさんの方に来ていただけるよう頑張ります」

●加藤望選手(湘南)
「(相手が戦い方を変えてきたが)いつもどおりにプレーしました。どちらが自分たちのやりたいことをやれるかという勝負だったと思うが、自分たちのほうがバランスを崩すことなくやれたと思う。ただ、もっとゴールに向かう迫力が出せればよかったと思う。
今、プレーしていて楽しい。勝てば自分たちの目標としているところに近づいていく。それは、試合に出ている選手だけでなくチームのみんなが練習から切磋琢磨してやっている結果だと思う」

●鈴木伸貴選手(湘南)
「監督からクロスをどんどん入れていこうという指示があったので、積極的に入れていきました。最後までやりきることを意識した。幸平さん(臼井)は身体能力が高くパスやクロスも正確なので、僕も見習ってもっと精度を高めていきたい。
まだまだ第1クールなので、コンスタントにやっていくことが大切。つねに目の前の試合一つひとつの積み重ねだと思っている」

●山城純也選手(鳥栖)
「(アジエルに対して)前を向かせない、うまくすればボールに触らせない、自由にやらせないということで試合に入りました。前半はそんなにやられたという感じはなく、相手もイライラしているように見えたので、多少は嫌がられるプレーができたのでは。ただ、ボールを持ったときの手の使い方や背負ったときは巧いと思った。
前半を踏まえて、(アジエルが)中に入ったときにマークをチェンジしようとしたが、ずれて外れてしまった。でもそれは練習で修正できる。最初はうまくマークできるかわからない部分もあったが、実際にやってみて一定の手応えは得ることができた」

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