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2007年9月10日 (月)

スイスvs日本、前日コメント

●オシム監督(日本代表)
Q:今回の欧州遠征で行ったトレーニングの成果は?
「やっぱり数日間しかやっていないので、十分にできたとお考えになるなら、そうなのでしょう。あなたは私よりお若いようですから、もっと忍耐の気持ちを持ってください。私は十分忍耐をしています」
Q:中村俊輔のポジションについては?
「彼のプレーは私の発明ではありません。彼はあのポジションに慣れていますし、チームでもあのポジションをやっています。彼は自分で選んだポジションでプレーするタイプ。今日もそうだったと思います。私は近くで見てましたよ。(
(Q:中に入っていたように見えたが?)中に入ることを禁止してはいませんので、中でプレーしていました。サッカーは動きながらプレーするもの。ポジションや場所は一定ではない。役割は一緒でも。ああいうポジションの選手には自由を与えています。自由を与えすぎても困る選手もいますけど…」
Q:明日のスイス戦で点を取るためには何が必要か?
「点を取らせてくれとスイスにお願いしましょう。その質問にはお答えのしようがありません。何が必要なのかこちらが教えてほしいです。日本からバレー(G大阪)やジュニーニョ(川崎F)を呼んできましょうか。呼んできても確実に取れるとは限りませんが。相手のあるスポーツですから、明日はスイスに対して『どうして日本に得点を与えなかったのか』という質問をすることになるかもしれません。我々には相手がいます。こちらはチャンスの回数をたくさん作りたいですが、それすら簡単なことではありません。シュートまで持っていく形をどれだけ作れるかです。選手たちはみな頑張っています。みなさん、選手の身になって考えてください。スタンドから見ているのがいちばん楽です。自分なら何ができるのか考えてみてください。簡単ではないことがすぐ分かると思いますよ」
Q:スイスはオーストリアよりも選手1人1人の能力が上だと思うが?
「アルゼンチンやオランダにも勝ったチームです。私が監督になって以降、最強の相手になるかもしれない。カメルーンも強かったですが、違う意味でスイスも強い。質の違う強さをスイスは持っています。欧州の中でも、実力は7~8位くらいでしょう。20~30人の中から、どの選手が出てもおかしくない、そういう選手層の厚さがあります。選手リストを見て、どのクラブに所属しているかを見れば、質の高さが分かるでしょう。しかも今のメンバーは3~4年、一緒にプレーしている。一晩ででき上がったチームではないのです」
Q:そのチームに対して、速い攻撃をどれだけできるかが重要になるのか?
「スピードも必要です。ただし、攻撃は最大の防御ともいうが、簡単ではありません。また、走るのが速い選手のプレースピードが速いとも限りません。走るスピードとプレーするスピードは別物です。それにスイスも、日本がどんなチームか、どんな選手がいるか、研究しているでしょう。いずれにせよ、スピードは必要ですが、我々の側にスピードのある選手が揃っているとはいえません。スピードで解決できなければ、別の方法を考えるしかありません」
Q:では、組織で崩すということか?
「私たちも旅行に来たわけではありません。組織というものは多少なりとも考えているつもりです」
Q:特定の選手に自由を与えているということだが、それが与えられているバックグラウンドは何か?
「私はどの選手からも自由を奪ったことはありません。しかし自由を与えられた選手は、いつどこでどのようにプレーするか、自分で判断しないといけません。自分勝手というわけではないのです。それだけではチームの利益にはなりません。自由を与えて、何かできる選手と、何もできなくなる選手がいるのです」
Q:今、この時期にスイスと対戦することは、今後に向けてどのようなメリットがあるのか?
「あらゆる試合に、何かしらの意味があります。明日、試合をしないほうがいいと考えるのでしょうか? 意味がないという答えを期待しているのであれば、それは相手に対して失礼なことです。ただでさえ欧州選手権の開催国としてモチベーションの高い相手です。そういう相手と対戦することに、どういう意味があるか、申し上げるまでもないでしょう。日本に残って大学生と練習試合をしていた方がよかったのでしょうか? あえて答えるなら、こういう強い相手と戦うことは経験になる。いつ、どの程度のリスクを冒すか、そういう判断を磨く機会となると思います。リスクを冒す戦いを避けるつもりはない。結果も大事だと思います。リスペクトは必要だが、怖がってはいけません。選手たちが怖がるようなら、いいゲームはできません。怖がらなくても、簡単な試合にはなりませんが…」
Q:強いスイスと対戦するのに、できるだけいい試合をしたいということ、そしてできるだけ多くの選手に経験をさせたいということ、両方の思いがあると思うが、どうバランスを取るのか?
「質問が複雑ですが、それは文字通り、チーム作りに何が必要か、何を考えなければいけないか、というポイントを突いたものだと思います。選手の経験もそうだが、年齢のバランス、若返り、そうしたことも考慮しなければいけません。若い選手だけでもいけないし、ベテランばかりだと走れない。そういう選手たちのバランスを考えてベストチームを作るべきなのです。もちろん、対戦相手が変われば、出す選手も変わります。相手がどんなプレーをするか、それに対応できる選手ということになります。どんな相手でも、同じメンバーではない。そういう答えでよろしいでしょうか」

●松井大輔選手(ルマン)
「明日は激しい試合になると思う。ボールをつなげないかもしれないけど、何ができるか。今日の練習? やっと慣れてきましたね。やっと終わりに近づいたというか。トレーニングはこのくらい(の負荷)がいちばんいいですよね。やっと調子も戻ってきたし、このままいけるといいと思う。
オシムさんとも何回か話しました。直接言葉が通じるとコミュニケーションしやすい。1トップ、2トップの時について話した。どうしても1トップの時はディフェンスもやらないといけなくなる。明日はスイスが相手だから、ディフェンスに時間を割くのが長くなるかもしれないけど。でも監督は何をしろというのは言わない。情報を提供しつつ、自分で判断しろという感じ。こうしなきゃダメというのもない。だから監督の話を聞きつつやりたいと思う。自分らしさをチームに取り入れていければいい。その結果として代表というチームになればいい。1人1人には個々の能力もあるし、いいところを出せば展開は確実によくなる。スイス戦の先発? いや、分からないですよ。先発だったらやりやすいけど。自分としては積極的に前へ行きたい。ゴールに絡む仕事ができればいいと思う」

●田中マルクス闘莉王選手(浦和)
「スイス戦の守りのポイントはディフェンスラインとボランチの間を空けないこと。距離感を大事にしないと。相手のクサビのボールもそうだし。セカンドボールを拾われたら後ろに余っている選手がいない。危ないと思っているエリアでボールを持たれたら、スルーパス一発で点を取られるし、どうしようもないくらい守れなくなるかもしれない。だからボランチとDFの絡みをしっかりと抑えていかないと。
(Q:明日は鈴木啓太(浦和)がいない布陣の可能性があるが?)啓太はずっとやってきているけど、代表っていうのはコンセプトがあるし、やらなきゃいけないことがある。誰が入ってもやってもらわないといけない役割がある。啓太のようなサポートに入れる選手はハシ(橋本=G大阪)くらいだけど。でも違う選手が入った時、2対2までなら自分たちで何とかできる。セカンドボールを拾われて3対2になった時は厳しい。三角形を作る形になれば何とかなる。レッズでは啓太がいない時は阿部がやってるけど。まあ、どんな状況になっても、自分がいちばん強いのは守備というのを分かってもらえるようにやりたい」

●山瀬功治選手(横浜FM)
「スイスについては、ビデオとかのイメージはあるけど、やってみないと分からない。同じようにやってくるとも限らないし。まあ、情報が頭の片隅にあれば、反応しやすいのかなと思う。単純に裏に抜けていくだけじゃダメ。そう簡単に裏を取れないと思うし、どこかでひとひねりは入れないと。裏に回る前にボールに触れるかが大事。Jリーグでもボールを持った時に前にボールを動かすことは意識している。そういうプレーを入れられればいいと思う。ドリブルでもクサビのパスでもいいと思うし、そういうことを誰かができるかできないかで、攻撃のリズムが作れるか作れないかになる。僕がボールに絡む時にはゴールに向かって行きたい。必ずそうなるとは限りませんが…」

●中村俊輔選手(セルティック)
「右足の状態? 痛いけど何とかなる。右も左もだけど。最近、運が悪いね。今日は右ひざをひねった状態で着地したから。でもまあ、ネンザ系には強いから、大丈夫です。
今日の最後の布陣については、自分たちで考えろと監督は言っていた。最初、ビブスをつけたチーム(敵側)がいて、これに合わせて付いてみろと。まあ、だいたい分かるでしょう。俺が右で、松井君(ルマン)が左で、山瀬(横浜FM)が下で。4-2-3-1というより4-3ー3ぽくなると思う。相手は4-2-3-1で、ダブルボランチが並んでて前に1人いる。だからその1枚にイナ(稲本=フランクフルト)がついて、ヤット(遠藤=G大阪)と山瀬でダブルボランチにつく形になると思う。
松井君にはだいたい意見を伝えた。左に入ると縦にグイグイ前へ行くから、絶対にセンタリングで終わってくれと。そしたら自分も中に入っていくからと。山瀬はどっちかというと飛び出したりするタイプ。横浜FMのゲームもよく見てるから。ボランチというよりトップ下っぽくもできるし、タイミングよく上がってワンツーとか使えればいいし。山瀬が前へ行って、松井も行ったら、今度は誰もいなくなって速攻を食らうのがいちばんよくない。回すところはゆっくり回さないといけない。パスを出す時もタイミングを見はからって、いい状態で出すとか。ヘンに取られ方が悪かったり、仕掛けるタイミングがずれるのも問題。だからゲームを落ち着かせる役目を俺がしたり。あとはポジションチェンジで自分が真ん中へ行って、ヤットと近くで相手のボランチとストッパーの間でうまく動くとかを時間帯によってやりたい。
明日の布陣は、オシム監督のことだから分からない。自分のポジションのメインは、やっぱり右の方になる。タイミングを見ながら中に行って、ボールを回せていないようだったらヤットの近くへ行ったり、山瀬君に開いてもらったり、右と左で松井と変わってみたり、様子を見ながらになるね。
スイス相手にどう点を取るか。個人の力とか言ってるけど、やっぱり連動しないと難しい。あのくらいの相手になれば1対1でもきついから。ただ仕掛けるような動作をしない限り崩れていかない。つっかけつつ、人が動くことを前の方でできればチャンスはあると思う。速いセンタリングも大事だね。加地(G大阪)とかも速いボールを入れるべきだと思うし。スイス戦は楽しみ。今までやった中でいちばん強い相手だと監督も言ってたし、どれくらいやれるかを計るいいチャンスだと思う」

●中村憲剛選手(川崎F)
Q:スイスはフレイがケガしていて4-2-3-1で来るようだが?
「そういう話はしてましたね。それに合わせて今日の練習では自分のいるほうのチームが4-2-3-1でやった。(3大陸トーナメントの)スイスvsチリ戦を見たけど、チームとしてボールの流れが非常にいい。もうチャレンジですよ。試合に出たら思い切ってやりたい。まあ、スタメンで出たいですけど、今は出た時にしっかり仕事をすることがいちばん大事。いつでもやれる準備はしておきます。ミドルシュートもどんどん打ちたい。後半の時間帯はスペースも空くだろうし。
(Q:今日の練習では、パス回しもよかったが?)それが自分の仕事だから。出して受けて出して受けて、テンポを作れればいいし、ミドルシュートを打つのがプラスアルファ。あとディフェンスも大事。明確に課題と仕事が分かっているから、注意してやりたい」

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