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2007年7月16日 (月)

ベトナム戦後、いろんなコメント

●オシム監督(日本代表):
Q:後半、動きがよくなったようだが、ハーフタイムでの指示は何か?
「私の見方は違うかもしれない。後半がいいとは必ずしも思わない。後半は、相手が動かなくなったので、こちらはボールを保持することができた。相手の力が落ちただけで、こちらが良くなったわけではない。もっと難しい状況でミスが少なかったのは、むしろ前半だったのかもしれない」
Q:ベトナムのパフォーマンスをどう見ていたか?
「ベトナムには2つの顔があると思う。前半のフレッシュなチーム、そして後半の体力が落ちたベトナムだ。彼らはまったく違うチームだった。前半のベトナムはフレッシュでいいゲームをしていた。運動量があり、テクニックを駆使したボール回しで、我々を慌てさせた。グループリーグ全体を通じて、彼らがグループリーグを突破できたのは、それに相応しい力を持っていたからだと思う。後半のベトナムについては、いずれ別の機会に説明したい」
Q:失点した後、選手が慌ててゴールへ動くような動きをしていたことについては?
「失点につながるミスをしたことが問題だ。こういう試合では、いかなる状況が起きても対応できるよう準備していなければいけない。立ち上がりは我々の方が少しナーバスになって、向こうの方がアグレッシブだった。ラッキーだったと言わないが、すぐに取り返すことができたので、その後の展開が楽になったと思う。前半のベトナムは、人数をかけて中盤を支配し、われわれをブロックすることに成功していた。そして、日本選手たちの近くで、ベトナムは数的優位を作り、ある程度ゲームをコントロールした。そこで我々が踏みとどまることができたのは大きい。ベトナムの戦術がどういうものか選手がすぐに理解したので、平常心を取り戻すことができた。選手が自分たちで判断をしたということだ」
Q:今日の試合で最も満足している部分は何でしょう?
「満足するかするかしないかについて、何十回も繰り返すのは辛い。監督が満足してしまったら、そこで進歩は止まる。満足した監督は辞めるしかない。私を辞めさせるために満足させるというのなら、話は別だが・・・」
Q:今大会を通じて、チームが真価しているように感じるが、この過酷な気象条件での試合運びについてはどうか?
「進歩の余地については、沢山ありすぎていちいち話せない。もちろんチームは進歩しているが、それは後になって分かるものも含まれている。
例えば、私が新聞記事を読んでいて、そこに出ている意見というのは『日本はアジアカップの前回王者だから、優勝できて当たり前。グループリーグ敗退などとんでもない』というものだ。そういうプレッシャーを、我々は克服しなければならない。これは大変なこと。ミスをすることが許されないと、選手たちは過度に緊張するものだ。
個人的に気になるのは、ミスや取りこぼしといったものが、日本のジャーナリストには許されないということ。私の知る限り、日本は日本であって、ブラジルではない。ところが、いかなる相手にも勝たねばならないという雰囲気がある。あなた方も誤報することがあるだろう。我々だけがミスをしてはいけないのだろうか・・・」

●巻誠一郎選手(千葉):
「試合によって役割が変わる。チームがスムーズに行くようにするのが僕の役目。中2日だったけど、そんなに気にはならなかった。前半ちょっと暑かったけど、ベトナムも後半になって運動量が落ちたし。どちらに有利ということもなかった。
(1点目?)ボールを触るだけだった。特に突出したことはしていない。ただああいうボールを受けられる動き出しをするのが大事。2点目は相手がボールウォッチャーなる場面がそれまでもあったし。GKが小さかったので、頭を超えた方がチャンスだと思って走りこんだ」

●遠藤保仁選手(G大阪):
「(2試合連続でマンオブザマッチ?)あまりなんとも思わない。FKを決めた印象が強かったんじゃないですかね。今日の自分は何もしていないけど。FKのシーンは、GKのポジションがファーサイドによっていたから、ニアを狙ってやろうと思っていた。
(1位通過?)ハノイの気候に慣れてきているし、次に当たる相手は初めての環境になる。そういう面では有利なところがあると思う」

●阿部勇樹選手(浦和):
「途中押し込まれたのは準備不足。試合の入り方を考えないと。失点しても焦ることなく盛り返せた。最初は中盤からのプレスにいけず、ずるずると下がってしまった。立ち上がりがよくなかったし、フリーの選手も上がってくる。間延びしてしまい、誰がボールに行くのか、誰が人に行くかがはっきりしなかった。でも徐々に修正し、思い切ってチャレンジすることができた。
(今日が一番暑かった?)いや、この前のUAE戦の方が厳しかったと思う」

●中村俊輔選手(セルティック):
「(4ー1の勝利?)最初に点を取られたのが良くなかった。なるべくゆっくり回しているよりは、早く勝負へ行くために前へ動き出していったのがよかったのかなと。あそこで妙な形で回していたら、はまって前半を1-0で終わっていたかもしれない。そうだったら厳しかった。仕掛けに行ったら裏にボールが出た。うまいことつながって点になった。仕掛けろとは監督は言わなかった。自分たち、特に僕がそう思った。
(1点目のアシスト?)相手が寄せてくるのは分かっていた。切り替えしてGK側に巻がいたんで、合わせるだけだった。それでも得点できるボールを出せた。1-1の後はほとんど回して終わった。回しつつ人が動かして仕掛ける段階までは出来てきた。
これだけ暑いから自然と相手のプレッシャーがきつくなくなるけど、涼しい国で元気のいいチームあったらどうなるのか。そういうところまで考えてやらないといけない。自分としてはベストな結果。早めに点差が開いて、イエローカードも溜まっていたし、交代できた。結果として疲労もそんなに溜まらなかった。3点目に関しては、次に誰が何をしてくるか分かるし、連動してたけど、GKが動くからわざと引いてニアを狙って蹴った」

●鈴木啓太選手(浦和):
「ミスをしなければ失点をしなかった。お互いのカバーももっと必要だった。原因というのはDFだけじゃなくて、ボールの取られ方も悪かった。でも今のチームは失点しても経験ある選手たちが慌てない雰囲気を作ってくれる。ベトナム戦はこれからの戦いのヒントになると思う。今日はうまくできた。3点差がついたこともあるし。
(失点場面?)自分に当たって入ったけど、その前も問題だった。CKだったり、FKだったりには必ず原因があるし、UAEの時もそうだった。ミスが重なると失点につながる。できるだけ誰かがカバーできる意思統一をしていきたい」

●加地亮選手(G大阪):
「(試合の入り?)相手も来るとわかっていた。最初は高さのない相手に対して放り込んで、間延びさせるのがプランだった。失点した時間帯はそこがうまくつながらなかったというだけ。立ち上がりの失点だったし、まだ余裕があった。1-1に追いついてホットしたということもなく、慌てずにやれた。そして相手がへばってきたらパスを回して戦おうという約束事だった。実際、失点を除けばプラン通りに行った。
このチームでは蹴り込むこと自体、あんまりやらない。でも今日は相手に高さが無かったんで、ロングボールで対応しようとした。
(グループリーグの課題?)試合ごとに1失点しているんで、まずはその修正。攻撃のバリエーションだったり、確認というか、それも必要。そしてミスを減らすこと。
(1位通過?)それが一番クリアしなければいけない部分だった。4か国中もっとも難しい環境で1位になれてよかった」

●佐藤寿人選手(広島):
「スコアが4-1といういことで、ほぼゲームが決まった中で出たので、個人的にはアピールしないといけなかった。チームとしてしかりしたスコアで終えることが大事だった。個人的には残り何分かでポゼッションしたけど、シュートが打てるところに飛び込みたかった。チームとしては勝ったのは良かった。でもカウンターを食らって後ろの選手が疲れるといけないとケアしていた。
(監督からの指示?)特にないけど、巻さんと変わってタカさん(高原)の周りを動くように心がけた。タカさんをあんまり走らせずないように、晃樹(水野)と自分、羽生さんで動こうとした。最後にシュートがバーの上を越えた時があって、ああいうのはしっかり決めないといけない。でもセットプレーで点も取れたし、失点はアンラッキーだっただけ。ポゼッションしながら攻撃ができたことはよかった」

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