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2007年7月15日 (日)

ベトナム戦前日、コメント

オシム監督、遠藤保仁選手

「何も言うことはありません」
Q:先ほどベトナムのリードル監督が、明日の試合ではアタッキングディフェンスをすると言った。日本のカタール、UAE戦を見ると、特にアタッキングなDFはしていなかったように思うが、明日はどうか?
(オシム監督)「それについて、私は何と言ったらいいでしょうか? ベトナムの監督として最も大事なゲームを前にして、他のどんな言い方ができたのか? 非常に論理的だ。ベトナムにとって明日は歴史的な試合だろう。今まで内容も伴っているし、ホームだし、ベトナムに有利な条件が揃っている。観客も多いし、彼らは気候にも慣れている。明日のゲームは対戦相手に有利な材料が多い。その上でどんなゲームになるのか言い当てるのは難しい。逆にベトナムにも我々という対戦相手がいる。こうなるであろうというつもりはありません」
Q:1位通過してハノイに残ることがどう重要なのか?
(オシム監督)「1位でも2位でも通過することが第一の目標。その上でハノイに残ることがいいのか、場所を変えた方がいいのか。それよりまずは通過することが大事だ。通過した後にさまざまなことを考える。私の国の諺で『まだ生まれていない子うさぎを森の中に探しに行くな』というのがある。まずは突破してからその先のことを考えることになる」
Q:ハノイに残りたいのか?
(オシム監督)「私は観光客ではないので、ハノイに残りたいとかそうでないとかを言うつもりはありません」
Q:遠藤選手に伺いますが、今のチームの雰囲気はどうか? ベトナムについての印象は?
(遠藤)「僕が言うのも何なんですが、2戦目に勝ってチームもさらに一体感が増したし、勝つことのうれしさ、責任の重さを痛感している。チームはいい状態にある。ベトナム代表はサポーターを味方にして勢いのあるチーム。まずは引き分けは考えていない。勝つことだけを考えて多く走り、チャンスを作って、ゴールに結び付けられるようにしたい」
Q:遠藤選手に伺いますが、オシム監督の下でアタッキングフットボールをやってきたが、オシム監督からそういうサッカーを学んだのか? それとももともと日本のスタイルはこういう形なのか?
(遠藤)「監督からは多くのことを学んでいるし、何よりも僕自身がそれを痛感している。もともと運動量が多かったかどうか分からないが、運動量は増えている。走らないとサッカーはできない。走ることは当たり前のことだと思っている」
Q:明日のカタール対UAE戦の得点経過を選手に伝えるのか?
(オシム監督)「目の前の試合に集中することは第一だ。憶測に基づいて考えをめぐらすのは得策ではない。ホーチミンで何が起きたとか知った時はもう手遅れかもしれない。私を含めてスタッフは計算ができる。必要なことはわきまえているつもりだ」
Q:必要なことはわきまえているとおっしゃったが、状況に応じて選手変更もあるということか?
(オシム監督)「そうではありません」
Q:遠藤選手に伺いますが、蒸し暑い中で試合をするのは大変だが、2試合やって体は楽になったか?
(遠藤)「暑さにはほとんど慣れたし、1試合目もきつかったけど、日本にいる時と変わらずやれた。今は普通にやれている。明日は中2日ということで疲れが残るかもしれないが、次に向けての最高のコンディションを作りたい。みんなも元気だし、勝ったことで気持ち的にも楽になったと思う」
Q:高原のコンディションは問題ないのか?
(オシム監督)「代表のチームドクターはこの中にいませんか? それは私の仕事ではない」
Q:問題ないと思っていいのか?
(オシム監督)「高原がいい悪いではなく、私がその担当ではないということだ」
Q:遠藤選手に伺いますが、3年前の優勝の時と比べてチームの雰囲気、チーム完成度などどう違うのか?
(遠藤)「監督もメンバーも違うし分からないけど、今、オシムさんの下でやるようになって1年が経ち、この大会に来ている。チームとしてやりたいこと、やろうとしていることが明確になってきている。選手も理解してきている。最高点を追求しても届かないとは思うけど、今の段階でもいいところに来ている。あとは精度を高めたい。雰囲気も素晴らしい中でやれている。次に勝ってさらにチームの結束力を高めて行きたい」
Q:オシム監督は選手の健康が心配だろうが、我々はイエローカードが心配だが?
(オシム監督)「イエローカード対策班というのがあります。イエローカードをもらった選手は名乗り出るようにと言ってあります」
Q:遠藤選手に伺いますが、オシム監督のキーワードは走るサッカー。言い換えると『走れば、いいサッカーになる』ことをオシムさんから学んだのか?
(遠藤)「僕自身、間違いなく走る距離が増えたし、ビッグチャンスを何度もつかんだ。オシムさんから学んだことはある。でもただ走ればいいわけでもない。走らずに勝てば一番ラク。頭を使って走らなくていいプレーができればそれでいいこともある。状況によって考えながらやっています」
Q:遠藤選手に伺いますが、準々決勝でオーストラリアと対戦する可能性があるが、これについては?
(遠藤)「先のことは考えていないので。オーストラリアが2位で来るかどうかも分からないし、対戦できればうれしいというしかない。僕自身はドイツワールドカップにも出れなかったし、オーストラリア戦も出ていない。やってみたい国の1つではあるが、今はそこまで先のことは考えられない」
Q:ベトナムのパフォーマンスはどうか?
(オシム監督)「何度もお話しているが、どちらのチームが勝つということを前提に話を進めるのはフェアではない。サッカーは何が起こっても不思議ではない。日本が明日負けたらどうするかと聞く人が1人もいないことが不満だ。数学的にはあらゆることが可能。ポジティブなことばかり考えていても仕方ない。あらゆる状況を想定して、オプションを持っていたい。試合のクオリティ以外のさまざまなことに気を使わなければいけない。いい試合をしてもグループリーグ敗退はある。違った角度から考えてもいいのではないか。試合前に情報を得た方が、終わった後にどうしてこうなったのかと疑問を持つよりいい。今の回答に気を悪くされる方がいるかもしれないが、それがサッカーの現実だ」
Q:イエローカード対策班のことだが、今回のレフリーがJリーグなどと違ったジャッジをしていることを選手に伝えたりしないのか?
(オシム監督)「レフリーはアンタッチャブル。選手には何も言っていない。それより自分たちがいい試合をすることが大事。選手は十分クレバーなんで、判定や観客の応援もサッカーを構成する要素だと知っている。起こりえないだろうネガティブなことを伝えて対策を取らせることはしません」
Q:ベトナムが勝つ可能性があると言ったが、日本が勝つ可能性の方が高いと思うのだが、それには同意していただけるのか?
(オシム監督)「確率の問題ですね。予測はしません。そう考える理由が分からない。我々は何をしたらいいか分かっているつもり。それは我々の問題だ。これから余計なことを口走って、ただでさえモチベーションの上がっている相手をさらに勇気付けることは言いたくない。日本が有利だと私は思わない。不必要なことだと思う。計算上、明日勝てなくても1次リーグ突破はできる可能性はある。これも計算だ。カタールが勝たなければだが…。陳腐ですね」
Q:もしも日本がグループリーグで敗退したらどうするのか?
(オシム監督)「それはまた別の話だ。日本サッカー協会に聞いてください」
Q:日本のやりたいサッカーができない状況もありえるが、その時にどうプレーしたらいいのか? 選手たちのやっていることに満足しているのか?
(オシム監督)「満足してはいけないと前にもお話したと思いますが」

●リードル監督&ヌエン・ミン・フォン選手(ベトナム代表):
「みなさん、おはようございます。明日の試合はベトナムサッカー史上、最も難しいゲームだ。このグループBは今、難しい状況にある。今は日本とベトナム、カタールの3チームが準々決勝進出の可能性を残している。残念なことに我々は明日、一番強いチームと対戦しなければならない。とてもタフで難しいゲームになると思う」
Q:ベトナムはこれまでの2試合でいい試合をし、とてもいいスタートを切った。明日は勝ち点3を取りに行くのか? それとも勝ち点1でOKなのか?
(リードル監督)「私は明日のゲームに関して、30%はアタックに行き、70%は守備的に戦うつもりだ。それと多少のカウンターアタックを狙う。しかしそれ以外の特別なことはない。日本はこの大会でベストなサッカーをしている。パスを回し、非常に素早く動いている。この大会では他のチームとサッカーの質が違う。明日は勝ち点3を取りたいが、勝ち点1でも御の字だ」
Q:非常に難しい試合になるが、どこに注意するのか?
(リードル監督)「日本のカタール戦、UAE戦を見たが、日本はアタッキングフットボールをしている。パスを回し、クロスを入れ、能力の高いストライカーに合わせている。特にゴール前の25mにボールが入った時が危険。我々はペナルティボックスに入るパスやクロスをとめることが重要だ。明日の試合はやってみなければ分からない面もあるし、予想がつかない」
Q:GKとDFがケガをしているが?
(リードル監督)「今朝、短い練習をしたが、GKは25分やったところで練習をやめた。まずはドクターに診せ、その状況を見ながら明日どうするか決める。センターバックの選手も離脱した。彼は100%ではプレーできないが、85%の状態ではある。明日はおそらく先発するだろう」
Q:グループBはイエローカードが多いが、準々決勝進出が決まったらどうか?
(リードル監督)「とにかく明日はドロー以上を勝ち取りたい。私が恐れているのは日本が勝った時。UAEには100%の力でプレーしてほしい。我々が準々決勝に進んだらイエローカードは気になるが、いずれにしてもベトナムらしいサッカーをするしかない。明日は満足行く結果を残したい」
Q:ベトナムのスタイルは非常にコレクティブ。特に守備面がそうだが、明日はそれがポイントになるのか?
(リードル監督)「私のスタイルはいつでもアタッキングフットボールだ。しかしアタッキングフットボールは選手や相手による。日本のような相手に3トップ、4トップではのぞめない。しかし明日は大きなチャンスがあると思っている」
Q:キャプテンのフォン選手に伺いますが、日本チームをどう思うか?
(フォン選手)「日本チームはアジア最強。2試合を見てそう思った。明日は自分たちもこれまで2試合のようにベストを尽くしてベトナムのサッカーを見せたい。観客も多いし、明日はベストモチベーションで戦える」
Q:今日は練習場を変えたが?
(リードル監督)「ハノイスタジアムにしたのは非公開練習にしたかったから。ミーディンスタジアムのサブグランドは誰もが見ることができる」
Q:フォン選手に伺いますが、準々決勝に行く自信はあるか?
(フォン選手)「この大会前にベトナムサッカー協会が予想した結果とは違う形になっていると思う。もしも自分たちが決勝トーナメントに進んだら、偉大かつ歴史的な出来事になる。史上初の出来事でもある。我々はベストを尽くしたい」
Q:日本戦はベトナムサッカー史上、最もタフなゲームと言ったが、ベトナムのアドバンテージは何か?
(リードル監督)「日本のプレーヤーは何人かが欧州でプレーしていて疲労があるだろう。こちらは4万3000人のサポーターが応援してくれる中で戦える」
Q:フォン選手に伺いますが、準々決勝に進んでバンコクでタイと戦うことになったらどうですか?
(フォン選手)「その対戦は我々ベトナムの選手が最も期待しているもの。もし当たることになったらベストを尽くしてタイに勝ちたい」

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